経済的理由で子供の数が少なくなっているそうです 


子供は国家の宝だとして、教育費用は無償の国もありますが国家として教育に哲学を導入してこなかった日本においてはその発想を期待することは無理なことでしょうね。

高度成長時代に一般家庭の生活水準が上がるとともに、いつの間にやら高等教育は個人の選択なのだから、費用は個人負担というのがこの国の政治経済と一般世間の常識に定着してしまったと「18歳からの格差論」の著者である井出英策は分析しています。

農耕民族出身で、ある種の運命共同体組織で培われた日本人は、隣人との生活の差がとても気になるのだそうです。

同じでいたい。同じでいると安心できる。

確かにそう思います。

出来るだけ皆一緒で波風立たないことが良いのだと思います。
そうしないと、出る杭は打たれ、村八分なんて目にあいますからね。

将来的に意味のなさそうな習い事でも、お隣さんが始めると負けじと通わせる

我が家もそうだったなあ。


経済的には先進国で括られている日本ですが客観データでみる子供の貧困は先進国の中で群を抜いて増加しています

それでも隣の生活が気になるので、子を持つ親は何とか節約して頑張って子供に習い事をさせるのです。

先進国という括りの中で日本人の労働賃金は下がり続けていたのですが私たちは何とか中間層に留まっているのだと言い聞かせてきたのです。

貧困になりつつあることは感じても、プライドで貧困とは認めたくないのです。

まだ周りと同じだと・・

そんな状態になっても、世間体を気にし、自己責任を感じる悲しい国民なのですよ


また、先進国という括りで見ると日本のシングルマザーの貧困率は突出して高いそうです。

世間体を感じ、自己責任を感じる日本人が自ら得た収入だけで子育てするのは最早崖っぷちに来ているのではないでしょうかね。



いま日本人の7割が高等教育を受けています。子供をホワイト企業に勤めさせようとするなら、やはり大学卒と言う肩書はあった方がいいのかな?

AIの指数関数的進化で2045頃には現在ある仕事の90%はAIで対応できると予測している学者もいます。

そんな2045年頃の大学卒にはどんな仕事が待っているのでしょうか。益々日本人には生きづらい時代がやってくるのでしょう。

アングロサクソンは根本的に日本人とは違い強靭な精神力が備わっているということを忘れてはなりません。

 

子供のイベントと言えばハロウィーン
今や世界中同時開催のイベントで、日本でもここ数年は異常な盛り上がりですね。でもハロウィーンは外国の伝統行事です。

日本にもハロウィーンに劣らない子供たちのコスプレのようなイベントはあるのです。

稚児行列がそれです
無病息災を祈るために、子供自身が神様に仕える日本の伝統行事なのです。
見たことありませんか?

男児は烏帽子、女児は天冠を被り華やかな稚児装束に身を包み

お化粧をした3歳~10歳の子供たちが町中をパレードするのです。

多くは春に実施しているようですが、秋から冬にかけて募集している寺社もあるようです。

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かわいいですね!


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見ているだけで癒されませんか?

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これぞ日本の伝統行事って感じですね!

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これは麻布十番の稚児行列


今やイベント業者に仕組まれた渋谷のハロウィ-ン。

いつか、たくさんの稚児行列が参加できる時が来るのかなあ?

その時はこの国の未来が変わり始めていることに気づくはずですね。


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