政府が人生100年時代という言葉を使いはじめたのは、2013年に2人のイギリス思想家が共著で出版した「LIFE SHIFT」が国内でベストセラーになってから。


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その本によれば2007年生まれの日本人の50%以上が100歳以上生きるらしい。
2107年の人口推計は約5600万人

2007年出生数109万人なので単純計算で54.5万人(人口比1%)は100歳の誕生日を祝ってもらえそうだ。

俄には信じ難いが政府はこの予測を元に国民にたいして人生100年時代に備えた生活提案をしている。


100
歳まで生きると何か良い事があるのだろうか?
仮に70歳で定年になったときに後30年は遊んで暮らせるのだろうか?


100
歳まで生きられるとしても、定年退職後の30年~35年を誰かが保証してくれるわけではない。人口が更に減り続ければ2007年生まれの人達が貰える年金は相当少ないと予想できる。政府の提案はその為の準備を今からしなさいというわけだ。

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生きて行くためには食べなければならない
食べるためにはお金が必要だ
貯蓄のある人は切り崩しながら生活できるが貯蓄の無い人は食べられないので終わりだ
今の医療制度だと病気になれば費用の3割は個人が負担しなければならない。


そう考えると、人生100年時代というワードは健康でお金のある人に限定した、体の良いマーケティング的用語でしかないのではないだろうか

 

日本人は代々100という数字に心地よさや縁起の良さを感じる傾向にある。
世界を見渡してもトップ3、トップ5、トップ10、ベスト10はあるけれど100はない。

調べてみると100〇〇はこんなにあった。
どれも選ばれた感が強いポジティブな印象を与えませんか?

日本名水100
日本名山100
日本風景100
日本名道100名道
日本名城100名城
日本桜名所100
日本棚田100
日本滝100
日本ダム湖100
日本河川100
日本100名橋
日本観光地100
日本温泉100
日本郷土料理100
日本歌100


これだけあると、国内の都道府県すべてに何らかの100選があると言っていいですね。
皆お国自慢ができるのですね。
これも森羅万象に神を感じる日本の八百万の神と関係があるのだろうか。



人生100年時代というワードは日本人にとってポジティブな心地よさを感じるおまじないのような言葉であって、本来は人生のピリオドを指す言葉なのです。

国はそこの所を上手く利用したと考えているようだか、相変わらず国の責任回避路線を推進しようとする定年後の生活に困らない官僚達の発想らしいなあと思いました。


おそらく現政権寄りの広告会社が日本人の好きなワードからヒットした数字ではないだろうか?
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まあ、私が長年過ごしてきた広告の世界では、従来のやり方では通用しなくなると、海外の新しい理論や言葉を使うのは常套手段でしたから特に目新しくはありませんね。しかもクライアントを煙に巻くような英語で(笑)